2017.06.10
さて発表会の選曲ですが、
曲を決めるポイントはそれぞれによって違います。
初めてのステージという場合は、
自信を持って弾けるものがいいですね。
ステージの上に上がるのはお遊戯会など、経験があるでしょうが、
“ひとりで”となると、そういう機会は意外にありませんよね。
一人でステージに上がるのは、ピアノを弾く時くらいかも?
特に私は初回の発表会では、
進度重視のために発表会のために特別な曲を選ぶことはしていません。
“発表会のために”という特別感のために実力養成が二の次ではもったいない!
でも、
2回目以降の時は、昨年とは全く違うと思えるほどの曲が演奏されます。
小さな生徒さんは、
進度を優先して進めるほうが次の年に間違いなく飛躍できるからです。
なので、
1年目はステージに上がる経験を楽しんで自信をつけて、
2年目以降は実力を発揮して、という感じかな。
では次回、選曲の内容についてお話していきますね♬
≪母からの贈り物②≫
4年前に父を亡くしたあと、妹と私は毎週末母のところで過ごしていましたが、
3年前にがんになり、余命も1年か2年かといわれる中、
やれる治療はやって予後を伸ばそう、そして楽しいことをいっぱいしようと思い、
母の好きな温泉旅館に泊りに行き、あちこちに外食に行き・・・
本当に幸いにも、抗がん剤の副作用以外ではがん症状がほぼなかったので、
外食もドライブも宿泊もできたことはありがたいことでした。
毎年秋の発表会に、母は必ずたくさんの差し入れを持って来てくれていましたが、
病気になってからは「こんなに痩せちゃったし遠慮するね」
母がクラシック音楽が好きなので、
4月にある佐渡裕指揮のコンサートに二人で行こうと誘いました。
チケット発売は1月半ば。
「行きたいけど・・・」ためらう母に、
「何が心配?これは4月だし、もし体調悪くなったら行かなくてもいいんだよ」
いつもハキハキしている母が口を濁しています。
4月に自分はどうなっているかわからないという気持ちがあったのかもしれません。
私がピアノをやるようになったのは母の音楽好きの影響で、
それについてはまた次回に。。。