2017.05.08
ピアノが弾けるようになるというのと、
ピアノが上手になるというのは、
似ていてちがいます。
ピアノは、
曲が弾けるようになるだけでも楽しいですよね。
でも、“弾ける”と“うまい”は別。
進度が早いと、それだけでも立派です。
こんなに小さいのに、
こんな曲が弾けるの?と驚くことも。
進度が早い、それならぜひとも、
“うまい”を目指したほうがいい。
早く進むのと、うまいのは違うので、
進みが早いなら、レベルアップに時間や努力を使う方がいいんです。
それにはコンクールを活用するのもいいやり方。
年に一度の発表会だけじゃなく、コンクールと言うステージの機会を作って、
それを目指して上手にしていくといいですね。
5月の連休が終わると、今年もまたコンクールが近づいてきます。
毎回言うようですが、“ふつうに練習してもダメ”ですよ!
先生に言われた練習をしっかりやって、
先生に習った弾き方をしっかりやって、
先生が弾くお手本をしっかり聴いて、いい仕上がりをめざしてね。
いくら練習しても、その内容がよくないとうまくならないということを忘れずにね♬
コンクールはうまく使えばとてもいいツール。
それを目標にして上達していくのは本当におすすめです。
小学生の段階でコンクールを経験しておくと、その後のピアノ実力は結構高まり、
中高生になってから大曲を弾く時にすごく有効ですね。
コンクールに出たいならがんばっていけばいいし、
部活や学校が忙しくなるならコンクールに出なくてもかまわない。
だけど、十分いい演奏はできますよ。
発表会の先輩たち、りっぱな演奏をするでしょう?
先生はあの中高大学生のようになってほしいと思っているんです。
小学生のうちに基礎的な力をつけ、その後はそれを使って曲と向き合っていく。
じっくり大きな作品と対峙していく時期が来るのです。
モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、ドビュッシー、ラフマニノフ・・・
小さなお子さんを持つお母さんが、
「あんなすごい曲を弾いてる人たちは才能があるからでしょう?」
いえいえ、どの先輩たちも、みんな同じ道をたどってきています。
あとは、習ったことを自分のペースで身に着けて、弾きたい気持ちを持つことだけ。
ソナタレベルになったら、弾きたい曲を選ぶように言います。
みんな自分で選んだ曲を弾いているんですよ。
これが弾きたいと思ったら、まず先生に相談してね。
あなたにちょうどいい時期や、必要なことを教えます。
どの人もみんな、自分の希望をかなえてね♪