2016.12.21
もうすぐ冬休み。
普段とは違った生活でピアノの練習もなかなか・・・でしょう。
それもムリはないので、
年末年始は存分に楽しんでお過ごしくださいね。
___じゃあ練習は?
冬休みの間、ずっと非日常という訳でもないでしょうから、
お出かけが落ち着いて生活リズムが戻ったら練習する、でOKですよ。
あ、そうそう、これだけは。
冬休み明けのコンクールに出場するあなたは、あんまりさぼりすぎないでね。
テクニック上の不備は、時間をかけなくては得られないもの。
なので、
あんまりサボると指にとってうまくないのです。
また、
春のコンクールに出場するあなたは、課題曲を色々試しておいてくださいね。
もちろん楽譜はちゃんと揃えておくこと!それだけはよろしくお願いしますよ。
こうして次のコンクール準備が始まっていきますが、
初出場の方も多く、お母様方はいろいろ心配があるかも。
レッスン時間内にいらして下さればご説明いたしますよ。
“初めて”と言うのは、おとなも子供も不安や心配がありますものね。
ということを思うたび、
私たち先生は、生徒さんや保護者の方に説明したり教えたりするときに、
相手の方は専門家ではないということを踏まえてお話ししなくてはと思います。
私は独身時代に茶道を5年ほど習っておりました。
その時のことを、今も時々思い出すのです。
茶道の先生は、たくさんある手順を覚えきれないと嘆く私に、
「できなくてもいいんですよ。いつか必ず覚えますから」
静かに微笑んでおっしゃられたその言葉、ちょっとした衝撃でした。
私たちは親や先生から、
何事もできなくてはならない、できるようにしなければならないと言われてきた。
でも、そうじゃなくていいんだと、今じゃなくていつかできればいいのだと、
そういわれたのが初めてだったからです。
あれから20数年がたち、お正月の初釜の用意がされる時期になると、
茶道をやっていたあの時のことを思い出します。
今じゃなくてもいい、いつかできるように、向かう方向だけは間違わずに。
みなさま、よい冬休みでありますように♬
母の主治医から説明を聞く時、つくづくこちらは素人だと痛感することがあります。
そりゃそれで当たり前ですが、何の道でもプロは
“相手は素人だと自覚して、わかるように説明すべき”ですよね。
そして、その説明や指針が間違ってないか、ほかの方法はないか、
それはお任せする先生を信頼できるかどうか、が基盤。
これ、私の立場でいうと、ピアノ指導のプロである先生のやり方を信用できるか、
生徒さん方は最初は半信半疑かも。
それを払しょくできるように、考えや指針をここでオープンにして、
生徒さん側からのご理解を頂けるようにと思います。
みなさん、さぼりすぎない冬休みにしてくださいね♪