2016.12.06
「うちの子も
あんな風に弾けるようになるんでしょうか?」
発表会やコンクールのあと
親御さんからこういうご質問をよくいただきます。
先輩たちの立派な演奏に憧れを感じますよね。
そして先ほどの答えは簡単、
「あんなふうになれますよ!」
お子さんが幼稚園に通っているときに、
小学6年生になった我が子をなかなか想像できませんよね。
それどころか初めての子育て中は、来年のことさえイメージしにくい。
これ、当然ですよね。私もそうでした。
さて、私のレッスン方針に、
“基礎力は最初からいいものを身につけるように”があります。
基礎力って、みなさんが思う以上に大事。
先生によってその中身は違ってくるでしょうが、私は、
“上達していくのに必要な条件”を、最初から少しずつ教えていきます。
これがないといくら練習してもうまくはならない、というものかな?
それを体得させる=基礎を固める、という指針から外れないように、
年齢に応じて、また生徒のタイプに応じて進めていきます。
「どうやったらあんなふうにうまくなれるんですか?」
みなさん、上手な生徒さんには違った指導をしてるのでは?と
思っているのかな?
もちろん、そんなことは全然なくて、どの生徒にも同じ指導をしているんですよ。
生徒さんが、私のレッスンをどれだけ受け取ったかによって、
力の付き具合は変わってくる。
で、さっきのご質問の答えはいつも、
“レッスンで習ったことを、しっかり練習してくださいね”
「それだけ?」___はい、それだけです!
まずはあなたの今のラインで、
出された宿題、注意点を、その通りにやってみる。
それが時間とともに蓄積され、気が付いたら実力がついている。
本当にこれだけなんですよ。
お子さんが小さい時、先輩方がすごく上手に思いますよね。
あんなふうになりたいと思う気持ちって、とっても健全。
どうしたらあんなふうに弾けるんだろうと思ったら、
目の前に提示されていることをしっかりやってみて!
それがすべての答えです。
必ず、先輩たちのようなピアノが弾けますよ!本当です。
まずはあなたに出された課題をしっかり身に付けて行くこと。
先生はあなたに足りないこと、必要なことを教えていますよ。
それをやっていくだけで,あなたも憧れの先輩になりますよ!
がんばって!♬
実はね。憧れの先輩たちのお母様方も、一度は同じことをおっしゃっていましたよ。
うちの子もあんなふうにうまくなれるのかしらと。
「なれますよ!大丈夫!」と答えましたが、その通りになったでしょう?
そして毎年高校受験期が近づくと、「受験がありますが大丈夫でしょうか?」
受験でレッスン中断するケース、うちの教室ではすごく少ないんですよね。
というか、ほとんどない。
それが基礎力と言うか、実力の蓄積の成果。
私は基礎的な力を小学生までにつけてる予定で指導しています。
だからいつも言うように、小学生またはソナチネまではちゃんと練習したほうがいい。
それ以降は、今までの力を使うとき。
うんとがんばらなくても、
レッスンで真面目にやってくれれば先輩たちのようになれるんですよ。
ピアノを練習する。ピアノをがんばる。ピアノを楽しむ。ピアノで遊ぶ。。。
時期に応じてピアノへの姿勢は変わっていくのです。
楽しんだり、充電したり、そういうことができるように、
基礎力をつけちゃえばいいんですよ♪