2012.09.05
7月26日、27日、横浜みなとみらい小ホールにてカワイ音楽コンクール連弾部門、ソロ部門が行われました。
全国9地区から、地区本選会を勝ち抜いた方たちが出場していました。
課題曲と自由曲があり、自由曲では大人顔負けの曲を弾く子もいたりと、ほかの出場者の方々皆さんこの日のために惜しみのない努力をしてきたのだろうと感じさせられました。
北海道からはK君とM君が連弾部門で出場し、金賞(全国第1位)を、翌日にはK君がソロ部門で出場し、銀賞を頂くことが出来ました!!
両日とも本番前にわずか4分間のリハーサルがあり、実際のステージで最終確認をしました。ホールの響きを確認したり、本番をイメージして演奏しましたが、あっという間の4分間でした。リハーサルの使い方も皆さんそれぞれに個性があって、とっても勉強になりました。
私は連弾の部で二人の譜めくりをしたので、本番はステージ上で祈るように演奏を聴き(おかげでめくりが遅れる場面が多々ありましたが・・。)演奏を弾き終えた2人の顔を一番間近で見ることが出来ました。あの顔は一生忘れることが無いと今でも感じます。
この日のこの演奏のためにペアを組んでから1年間半が経っていました。お家も離れていますしピアノ以外の習い事もたくさんある中で、練習の確保に本人たちはもちろん、ご家族の協力があって時間を積み重ねることが出来、本番のたった1度の演奏に全てを出し切れたんだろうなと、そう思わせてくれる最高の表情をしていました。
表彰式で名前が呼ばれた時の感動と涙はそんな二人のために協力を惜しまなかったご家族への最高のプレゼントだと感じました。
K君は翌日のソロ部門での出場もあり、連日のスケジュールで疲れている中、最高の演奏をしてくれたと思います。
もちろん完ぺきではありません。
でも、その日も彼はやり遂げてくれました。
「ミスはあったけど、やりきれた!」
と言った彼の言葉が何よりもの成長だと感じます。こんな大舞台でやりきれたと言えるなんて、なかなか無い経験ですから。
この夏は私もとても良い経験をさせてもらったと感じています。
ピアノを続けていて、全国1位になること、全国大会に出場できる事、もちろん誰もが経験出来る事ではありません。
でも、決して運だけではなく、皆さん、信じられない程の努力をしているという事をこの数カ月改めて感じさせられました。
努力は必ずどんな形でも報われると私は信じていますので、教室のみなさんにも、また今年、来年と自分なりの目標を持って前に進み続けて欲しいなと感じました。
K君、M君、本当におめでとう!!!