1090. やさしくて難しいベルスーズ/ショパン
2015.07.30
「Berceuse/ベルスーズ」はフランス語で子守唄のこと。英語でララバイだが、どうも中原理恵さんの「東京ララバイ」が強烈過ぎたからか(嫌いじゃないけど)、言葉の響きも可愛らしいベルスーズの方がいい。クラシック音楽での子守唄は大抵ベルスーズと書かれていて、多くのレッスン生が好きなブルグミュラーも作っている。ショパンのベルスーズは変奏曲仕立てで左手の伴奏は終始シンプル: ひょっとしてショパンの全作品中、1番易しいかも。しかし右手は変奏のたび徐々に難しくなり、しまいにはトリプルアクセルほど頑張らなくてはいけない。(泣)子守唄だから力んでも駄目。でも綺麗なんだな〜♪細かい宝石の粒をパラパラ散らすようなイメージ。