657. アウフタクトは都会派
2014.04.05
モーツァルトの音楽は、アイネクライネを代表するように、強拍をきちんと強く正しくリズムを取り、軽快に演奏することが多いです(第4楽章は弱起)。古典派と呼ばれる時代は、今から見るとガチガチのクラシック音楽かも知れませんが、当時としては流行りを意識していて、アウフタクト(弱拍から始まる)は、都会的だと好まれたようです。しかしモーツァルトは、父/レオポルドが、これを勧めたことから反抗心で、あえて弱起を避けた(少なくした)と言われています。ピアノソナタ「田園」で、ベートーベンはアウフタクトのない同じ音形を使うことで(終楽章は違ったな)、田舎の雰囲気を出したそうですが、これは(住んでいた)ウィーンから見ると、ハンガリーやチェコを田舎と感じ、言語のイントネーションが、主に単語のはじめにあったことを音楽に取り入れたようです。…先日のトピックスに、関西弁のイントネーションは、アクセントが後にずれるシンコペーションのようだと書きましたが、この説で解釈すると、ベートーベンの田園は「関東弁的」になりますが、いかがでしょうか?(ずいぶん敵を作ってしまいそうだ)