636. 写譜屋さん
2014.03.13
(昨日に少し続く)コンスタンツェの父は写譜屋さん、文字どおり(作曲家が書いた)楽譜を清書する仕事です。文章を美しい文字で清書するのとは違い、そうとうな音楽知識がないと出来ません。モーツァルトの直筆楽譜を何かで見たことがありますが、何の音だか判別に苦しむ細かい音符は、調性や曲の流れで判断せねばなりません。ましてベートーベンのような激しい性格の方が書かれた物は何が何だか。本当は「テレーゼのために」の題名を、エリーゼと間違った写譜屋さんもいらしたようですし(今も間違ったままだ)。現在も写譜屋さんはおられますが、ソフトを使いパソコンで作曲家自ら楽譜を仕上げることもできます。しかし、うっかり入力を間違ったり、抜けたりを見つけるためにも、音楽知識に長けた校正者は必要でしょう。・・ピアノを弾いていて、楽譜にミスを見つけた時ほど楽しいものはありません(性格悪っ)「指のアクロバットかい、タコの足でも弾けんわ」とツッコミを入れたくなる演奏不可能な運指番号が書いていたり、♯♭が絶対あり得ない音に付いていたり。