2013.03.24
交響楽団などの演奏会に行くと、指揮者が出て来られる前に「ラー」オーボエの合図に合わせ、管楽器・弦楽器が「ラー」と次々に加わり、音合わせを行っているのをご存知だと思います。一昨日から私は「ラ」のことばかり書いていますが、そもそも何故オーケストラは「ラ」でチューニングをするのか?・・・紀元前、古代弦楽器の音を合わせる時、一番太い弦の音を「A」とし、その弦もAと呼ぶようにしました。以来、バイオリンからコントラバスまで弦楽器は全てAを含む弦を張るようになり、A=ラ音でチューニングする習慣が付きました。こういう訳でオーケストラの音合わせは、弦楽器を基本に考えられています。では何故オーボエが一番に合図を出すのでしょうか?それはオーボエが、その場でチューニングしにくい楽器だからです。「ラ」音は440Hz(ヘルツ)と国際基準が定められていますが一般的には442Hz、またオーケストラにより違いますので、オーボエ奏者は前もって自分のオケのピッチに合わせてリードを作り固定します。ここからは融通が利かないので、他の楽器が合わせることになったそうです。