1939. 子どもに負けること
2019.11.29
「センセー ふるさと知ってる?」と、小学校中学年の男の子。ふるさと♪ 知っていますよ、嵐でしょう?(唱歌の故郷は君が知らないでしょう)。「ちゃうねん、老人ホームの ふるさと」はいはい、塩屋町6丁目にあるね。「そこで歌うたったりしてきてん」あら そうなの。学校から訪問して来たらしく、男の子は楽しそうに その様子を教えてくれた。「折り鶴いっぱい折ってな~大きいの小さいの、それから金色のメチャ大きいの。それを あみだくじの景品にしてな、プレゼントもしてん」それは良いことしたね、たいそうお喜び頂けたことでしょう。
私は年間100回近く施設訪問させて頂いているが、よく「老人ホームへの慰問は、どんなに素晴らしい演奏会であっても 子どもと動物には かなわない」と言われている: ピアノ教師歴30年以上の私も 大半のレッスン生に負ける。