2022.01.13
今年度、素敵な歌の先生に出会えました。お会いしてみたら、先生のお母様と私の母は武蔵野音大声楽科の同級生でした。「母の歌のレベルは私のスタートラインだと感じてます」と申しましたら、「あ、それ私も!」と先生。
日本人で初めてウィーン国立歌劇場の専属歌手になられた恩師の白石敬子先生が武蔵野音大のオペラ公演でフィガロの伯爵夫人を演じられた時、母達は大学1年生か受験生。敬子先生はその公演の指揮者、演出家がドイツからいらした方で本物を伝えて下さっていたと話されていたのを覚えています。当時の武蔵野音大には、本物の音楽を学ぶ活気が満ちていたのだろうと推察してしまいます。
幼い頃は分かりませんでしたが、私の母は世界基準の声楽の基礎をとてもしっかりと身につけていました。母の歌の学びは本当に正しく本物だと思います。武蔵野音大、さすがです♪