2024.07.03
6月末日、マリオ・コシック指揮、ハンガリーブダペスト交響楽団with亀井聖矢のリストピアノ協奏曲1番を聴きに行って参りました。
私にとっては推し活兼勉強です♪
今回の座席はピアノの鍵盤が見える中程で、ピアニスト亀井聖矢さんのたくましい背中も楽しめました。
ハンガリーブダペスト交響楽団の雑味のない美しい響きに、亀井聖矢さんのピアノが重なり溶け合い、遮るものなど何も無いかのようにどこまでも遠くまで届きそうな美しさに身も心も解されました。
特に感銘を受けたのは高音の響きで、自然な発音でそれでいて輪郭が美しく、その透き通る美しさに口元が緩み自然と微笑んでいました。
これほどリラックスして聴いたリストは初めてかと思います。
指揮のマリオ・コシック様はどんな繊細な動きも歌い分ける方で、ホールに響く音楽の真ん中に立っているような印象を受けました。
ブダペスト交響楽団のブラームス2番も美しかったです。
ソリストアンコールはラ・カンパネラ。
何度かお聴きしている曲ではありますが、協奏曲同様澄んだ音に加え、奥行きが増し響きがこれまで以上に豊かに聴こえました。
優しく語りかけてくるような鐘の音でした。
まさかラ・カンパネラで涙する日が来るとは…
思い出しては余韻に浸かっております。
本当に素敵なコンサートでした。