2024.03.28
季節外れの雪が積もった先日、原田慶太楼さんが指揮をつとめる東京交響楽団と、ソリスト亀井聖矢さんのコンサートに行って参りました。
曲目はチャイコフスキー歌劇エフゲニーオネーギンよりポロネーズ、ショパンピアノ協奏曲1番、プロコフィエフピアノ協奏曲3番と豪華プログラム。
ロシア革命という大きな荒波に飲み込まれ、幾度の中断期間を経て完成されたプロコフィエフ3番は、その間2ヶ月ほど日本に滞在した経緯から、長唄越後獅子によく似たモチーフがみられるという、なんとも日本と縁深い作品。
複雑に響き絡み合うオケとピアノのハーモニーは圧巻でまさにビッグバン。
ホールで地鳴りが起こったかのようでした。
ピアノの詩人ショパンが生涯書き残した協奏曲は2曲のみ。1番と言われるも実は2作目。(2番が先に作られた)後に二度と戻ることはなかった祖国ワルシャワで書かれた曲。
言わずと知れた名曲1番は、ロマンティックで繊細で、そしてどこか郷愁的で…今もまだ亀井ショパンに胸がいっぱいです。
春休みの特別な思い出となりました♪
さて、年度末のレッスンも土曜日まで続きます。
なんとか新年度の準備も整い、息つく間もなく4月1日からレッスンの始まりです。
この穏やかな天気のまま、何方様のもとにも春が訪れますように。