2023.03.11
指がよく動く人とそうでない人はどこが違うのでしょうか?鍵は小指とお姉さん指だと思います。日常生活で親指(1の指)は一番よく使います。物を掴む時考えてみたら親指を使わないで物をつかむでしょうか?1番太い指だけど親指(1の指)は箸、鉛筆、針等細かい繊細な動きをします。だから出番の多い親指にはよく頭からの命令伝達が届きます。指を動かそうとするとまず親指に命令伝達がいってしまうので、日常生活で出番の少ない小指、お姉さん指には脳からの伝達が伝わりにくいのです。仮に足の指で考えてみましょう。足の小指、お姉さん指を単独で動かそうとしても難しく全部の指一緒に動いてしまいます。脳が足の小指、お姉さん指を動かす命令伝達と個別に繋がっていないのでなかなか動きません。訓練すれば足の指も1本ずつ動くのでしょうが。指がよく動く人は、日常生活で単独の出番の少ない指がよく使う親指と同じように動きます。そして脳からの命令伝達が単独で行われるので動かし易い親指と同様にコントロールでき速く動かすことも可能なのです。小指、お姉さん指を動かす命令伝達の道筋を作ってあげられれば全体的に指がよく動くようになります。ハノンやツェルニーは1本1本の指の独立のためのテクニック教材ですが、脳がどれだけ小指、お姉さん指に命令伝達が出来るかで動かせる速さも変わってきます。やみくもにテクニック教材をやるだけでなく意識して動かす事が大事です。脳は使えば使うほど柔軟になりたくさんの情報が繋がるようです。