2022.12.02
練習をなかなかしない悩みのご父兄は多いようです。ピアノ好きだからやりたいと言って習わせたのに好きなことなのに何でやらないの。とやきもきするお母さんお気持ちはよく分かります。教える側だって絶対好きで弾いてるなと感じるけど練習はそれ程やっていないなと。先生がやる気スイッチいれてあげないから?先生だって悩みます。でも世の中にはピアノと二刀流でスゴい人がいますね。ショパンコンクールで上位に出てきた日本人の「角野隼斗」さんは東大大学院卒業。「沢田蒼梧」さんは名古屋大医学部卒の医師。ショパンコンクールに出るだけでも千ページくらいの楽譜を頭に入れておかなければエントリーできないし。超一流と比べるのは酷ですが、いかに集中して早く覚えるかが差がつく原因の一つに考えられます。集中度が高ければ知らず知らずたくさん練習してたという事になるし、やり遂げ感の快感を体感すれば、やりたくなる。取りかかりの遅い人は、何かをやり遂げた事の無い人だと思います。ピアノ以外でもやり遂げ感を持っていれば、難しい課題にも積極的に向かえる。こんな体験があるからショパンコンクールに二刀流で出られるのでしょう。何でも、ある程度で辞めてしまうと何かに取り組む姿勢も緩くなってしまうでしょう。ピアノは、特に細かい作業です。本来インプットされていない動きを新しく積みあげていくのですから持久力も培われます。ピアノをピアノだけに終わらせないで、様々なことに繋げていくと世界も広がっていくでしょう。努力も培われていきピアノを弾く事で心地よい音楽を身近にしてもらいたいです。