『ピアノデュオコンサート』開催 〜音楽が伝えること〜
2024.10.31
東京で演奏活動をしている娘が
先週
中学生までお世話になった福島で
念願のコンサートを開催した。
55人定員の小さなホールであったため
事前にお断りするお客さんが出てしまうほどとなり、
満席での演奏会となった。
プログラムは
最初に
現代の作曲家『ベネットの2台ピアノ』から始まった。
ジャズのリズムが感じられるもので
会場のお客様も
体でリズムを取りながら聴いてくださっていた。
続いて
『シューマンの子供の情景』
娘にとっては
大学院でのテーマであり研究を続けている作曲家でもある。
後半に
友人が弾くショパンとの対比的なプログラムでもあったようだ。
そのような曲の解説も
演奏の間に入れながら進めるという
演奏会の形をとっていた。
前半プログラム最後は
連弾による
スメタナの『我が祖国よりモルダウ』
演奏後の感想で
いちばんお褒めをいただいた曲だった。
後半最初のプログラムは
友人が得意とする
『ショパンのバラード』ソロ。
続いて
2台ピアノが2曲
サンサーンスの『死の舞踏』
そして
チャイコフスキーの『くるみ割り人形』
サロン的なホールで
ピアノとお客さんの位置が近いため
前列に座った小学生や中学生からは
2人の息遣いや合わせるタイミングなどに驚き、
真似をしてみたくなった(笑)という感想も届いた。
アンコールに
ブラームスの『ハンガリー舞曲第5番』
温かい沢山の拍手と共に
コンサートを終えることとなった。
花束💐や
お気持ちの詰まった品物やメッセージを沢山いただいた。
演奏会後
多くの方からメールが何日間にも渡って届いた。
どのお言葉も演奏者にとっては嬉しい限りだが
最後に皆さんが
『また来年も演奏会開催してくださいね』
『また聴きにきますよ』
と言ってくださったことは何よりの喜びでした。
お客様がお金を払って
しかも
大事な自分の時間を演奏会に使ってくださる。
それにお答えするのは
『演奏』しかありません。
娘達は
次の日から
また自分の演奏を磨く生活に入ったことと思います。
温かく聴いてくださったお客様に
心より感謝を申し上げます。