2020.03.17
コロナの影響で発表会のホールが中学生以下は使用禁止となり、ホールでの演奏は中止せざる得なくなってしまいました。みんなの努力、気持ちを無駄にするわけにはいかない!と、東日本大震災のあった時も10日後が発表会で会場からは中止を検討するよう言われましたが、時間を変更し、リハーサル無しでやりました。そのような経験もあり絶対にやるつもりでした。このような状況で色々不安はあると思いますので、当日の参加、不参加は各ご家庭の判断にお任せし、たとえ一人でも舞台に立つ子がいれば行うつもりでした。本当に悲しく、残念で仕方ありません。
中止の連絡をまず大学生以上の生徒さん達にしました。一人一人の顔を思い浮かべると申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが中には「一番辛いのは先生です。一人一人にこうして連絡をしているかと思うと。」と涙を流してくれる子もいました。皆、15年、20年以上の付き合いです。あんなに小さかった子達が私をいたわり、励まし、温かい言葉をかけてくれました。今までと逆の立場になっている。と改めて成長を感じ、なんとも言えない気持ちになりました。
中学生以下の子達には「発表会の曲はきっちり仕上げます。」と伝えましたがモチベーションが下がり難しいかな。と思っていましたが、一生懸命練習してきてくれてまた感動しました。今は送迎してくださるお母様にレッスン室で聞いていただく事を目標に仕上げに向かい頑張っています。
お客様はお母様だけですが一人一人の小さな発表会をしたいと思います。
そして「よく頑張ったね。ご褒美の記念品だよ。来年は舞台の上で渡すからね。来年は30回の節目の年だから先生も弾くからね!」と言おうと思っています。