いつもは電子ピアノで練習している生徒たちに大舞台と世界の名器を体験してもらいたい
2025.01.16
私は話し方コンシェルジュとして皆様の前に立っていますが、実は話し方と同じくらい長く、ピアノを教えています。
1992年4月、音楽教室を開講し、地域に根差した活動を続けながら、2歳から90代の方々に音楽を通した自己表現の素晴らしさをお伝えしてきました。このたび、2025年3月に第30回発表会を開催します!今回の発表会は特別な記念大会として、1000席の大ホールで行うことを決定しました。
生徒たちの多くは、日々電子ピアノで練習を重ねています。限られた環境の中で、それでも自分なりの音を見つけ、表現する努力を惜しみません。そんな彼らに、今回は「本物」の体験をさせてあげたいのです。世界的名器「スタインウェイ」の響きと、1000席の大ホールという非日常の空間。そのステージに立つ瞬間、きっと生徒たちはこれまでに味わったことのない喜びや感動を体感するでしょう。そして、それは彼らの心に一生刻まれる特別な思い出になるはずです。
これまで音高・音大への合格やコンクール入賞という成果も生徒たちとともに積み上げてきました。しかし、私が何よりも伝えたいのは、音楽が心を豊かにする力です。一つの音、一つのメロディが心を震わせ、自分自身と向き合う時間を作る――その素晴らしさを感じてほしいのです。幅広い世代の生徒たちが、この舞台で奏でる音楽には、努力と希望、そして一人ひとりの想いが詰まっています。どうかその瞬間を、皆様にも共有していただけたら幸いです。