2016.02.01
「カーニバル」というと 音大生時代の ヨーロッパ研修で行った ドイツはケルンの街中で 偶然出くわしたカーニバルの風景を思い出します。ピエロや着ぐるみ、たくさんの風船や花々、美味しそうな食べ物の匂い・・・ 夜になると 我々の宿泊しているホテルにも多くの人たちが繰り出し、楽しく騒ぎながらお酒を…というものでした。皆、幸せそうな表情でした。というよりも「カーニバル」とは「謝肉祭」ということ。日々の糧に感謝するという意味があります。ケルンの街の方々も 皆笑顔で「感謝」の想いを表わしていらしたようでした。
そう、今の私がまさにそれです! 発表会にむけての 生徒さん達のレッスンこそが 私にとっての、毎日の大切な「糧」であり 嬉しくて楽しくてたまらない事を発見しては その一つ一つに感謝しています。自分がピアノを好きになれたこと、両親が音大で勉強をさせてくれたこと、今 ピアノ教師と言う仕事が出来ている事も もちろん感謝しています。病気をして・・・ 近所ではありましたが 別に借りていた教室を引き払い、県営住宅の自宅へグランド・ピアノ、アップライト・ピアノの2台を運び込み 御近所の方々の暖かいご理解を頂いて 再びレッスンが出来る事、ほんとに私は恵まれていると感謝しています。家の事情で自宅を手放すことになったときも 河合楽器の方々のお力で この仕事だけは続ける事ができました。
今、生徒さん達の「連弾」のレッスンが とっても楽しいです♪ 二人で合わせる楽しさって 皆が感じてくれるのが私にもすごく伝わってきて こちらもワクワクしてしまいます。ホントに「心はカーニバル♪♥」の状態です。親子だったり お友達だったり 初対面の相手だったり コンビはいろいろで 場合によっては揉めたりなんてこともありますが 一つの音楽を一緒に創り上げて行くことで 普段一人で練習することの多いピアノの、新たな魅力を感じてくれたら、お互いが協力することの大切さを知ってくれたら幸いと思っています。みんな素敵な音色で弾いてくれています。本番当日はSK・EXで さらに素晴らしい響きを楽しんでもらいましょう。 教室の引越しの際、懐かしいものがゾロゾロ出てきました。私の恩師である 山崎晴代先生のリサイタルのプログラムです。先生のプロフィールを 今更のように読んでみました。「そのステージは華やかで、特に音色の美しさには定評がある。細心なタッチで弾き、ある種の風格と趣味の良さを感じさせる。」と書かれています。うん、自分は厳しいレッスンの中、どれだけその憧れの音色を取得できたか怪しいですが… ただ生徒さん達には うまく伝わっているみたい。以前、コンクールに出場した生徒さんも「丁寧な演奏で 良い音色」との評価を頂きました。今、レッスンに来て下さっている生徒さん達も ちょっとしたコツをつかんでくれると 音色はガラッと変わります。そう、伝わった時の「歓び」といったら もう飛び上がりそうになります。晴代先生にも「うまく伝えてくれてるね」と言われたときは すっごく嬉しかったの☆ 先生に受けたレッスンが「美しい音色」に逢わせてくださいました。今週末の6・7日、清里へまいります!! 大好きな、大切な音色を聴きに・・・ 「展覧会の絵」を聴いてから 外山さんの組曲物の表現が素敵で それなら!と シューマンの「謝肉祭」ずっとリクエストしていました。そう、外山さんの音色で聴いてみたくて❤ 今、毎日のレッスンが私の心をカーニバルのようにワクワクさせてくれています。もうすぐ聴けるピアニスト殿の「カーニバル」も 胸がドキドキするほど、すっごく楽しみ♪ 寒さ厳しい清里で ホッコリして・・・ 発表会へのパワーを蓄えてまいります!!!