2014.06.26
ザ・シンフォニーホールの3階席、初めて座りました。上手ステージの真横、天井がすごく近くて 1、2階席も見渡せて・・・ 6月22日(日)行けるかどうかわからなかったので ぎりぎりでチケットを取りました。そしたら もうB席しかなくて 上手か下手の3階席、ピアノの音がしっかり飛んでくる上手をいつもの様に選びました。3月30日に東京芸術劇場で聴いた時よりもずっと良い音で聴けた「宿命」でした。ステージの真横だったので ピアノの屋根を取り外し、マエストロの方を向いての演奏位置であるピアニスト殿の 演奏されるお姿が高い所から しっかりと見ることもできました。月刊CHOPIN6月号に ピアニストさんイチ押しの映画のコーナーでも「砂の器」を語っていらしたピアニスト殿、きっと増々この作品への想い入れを深くされ 感じ入る事も多くなられたのでしょう、その演奏には 音色の中に以前より切なさや どうしようもない悲しみが色濃く感じられ、でもその中に一筋の希望が宿っているような絶妙な輝きのある音色でした。
私の席からは満席のお客さんが見渡せましたが、皆が嵐のような拍手を惜しみなく送り、「ブラボー!!」もたくさん飛び、マエストロとピアニスト殿のカーテン・コールを何度も求め・・・満面の笑みで 丁寧なお辞儀を ステージ後ろ側の座席のお客様にも しっかり繰り返されるピアニスト殿は 本当にキラキラ輝いていて そのオーラと共に 何か不思議な光に包まれているように 私には見えました。華やかな、光溢れる場所が とても似合う方・・・これからも そんな高みへどんどん飛翔してゆかれることを、私の大好きな、大切な音色が たくさんの人達を魅了してゆくことをお祈りしています。「宿命」の切ないメロディーと 光の中で微笑むピアニスト殿のお姿に 涙がこぼれてしまいました。3月の時はこんなこと無かったのにネ・・・
そんな素敵な光を見ることができたせいでしょうか、今日 新しい生徒さんと出会えました。このピアノ教室ネットを見て下さり、体験レッスンからお申込み下さいました。社会人の方ですが 御経験もあり、上達目標で グレードや発表会にもチャレンジしてくださるそうです。私も新しく一緒にレッスンを頑張れる方と出会え、次の発表会に向けても 楽しみが増えました。ピアニスト殿の光を見つめ、その光に憧れ続けながら 私も 私なりの小さな光を持ち続ける事ができたらいいナ・・・。