2014.06.09
6月7日・8日と1泊で 清里高原ハイランドホテルへ行ってきました。8日に行われた音楽堂「ゼフィ―ル」での 外山啓介・ピアノリサイタル、新しく入ったカワイのRX7(SKではなかったようです)の良さを 存分に感じられました。ピアニスト殿は6日に北海道は旭川でのKAWAI・CONCERTOに出演され 7日の夕方に清里入りというハード・スケジュール、私達は雨のため、あまり出歩けず 早めにホテルへチェックインし、音楽堂で新しいピアノを弾かせてもらいました。初代EXの流れを受けるK・KAWAIのRX,音色がステキなのは当然! でも 自分の指から出た音とピアニスト殿の指から奏でられる音色は 当たり前ですけど全然違って・・・ モ―ツァルトの軽やかで上品な音、(トルコ行進曲では 絶妙なペダリングに注目しました)ベートーヴェンの重厚さ、特に和音のキレの良さと響きに鳥肌が立ちました。リストの華やかさと美しさ、超絶技巧なテク二ックにも目を見張り・・・ アンコールの「亜麻色の髪の乙女」、最初の一音の 柔らかいのにまるで水面に一滴の水滴が落ちて美しい模様を広げてゆくような響き・・・ 心の中が透明になって行くような想いでした。ツアーの抱負や選曲のことも演奏後に語られ、演奏も含め ピアニスト殿がひとまわり大きくなられたナァと感無量でした。前日の夕食後、お部屋へ戻られる前にマネージャーさんとご一緒にご挨拶を頂き、お話できたのですが、「お疲れじゃないですか?」と聞きましたところ「大丈夫です。これから昨日の反省会と練習です!」と元気にお答えくださいました。(う~ん、やっぱりお若い!オババのいらぬ心配でした…) 終演後のサイン会の時に 感想もしっかりお伝えしてきました。今年は名古屋へ2度も来ていただけるので 友人や生徒さんも楽しみにしているんですよ、と言いましたら 「ショパンのコンチェルトの2番は初めてだから・・・」と二ッコリ。8月のツアー・リサイタルも11月のセントラル愛知とのコンチェルトも きっと素敵な演奏をしてくださることでしょう。ひとまわり大きくなられたピアニスト殿、まだまだこの先の御成長も見守って行けたら…と思います。いえいえ、何より私が いつもその美しい音色に心癒されていて 大きなパワーを頂いて… だから ずっと大切な宝物なんです。
澄んだ美味しい空気、ホテルの美味しいディナー、ステキな大好きな音・・・ しっかり命の洗濯できました。「萌木の村」のオルゴール博物館だけ 行くことができました。ピアノ演奏とオルゴールのデュオや(やっぱりピアノはスゴイ!) 楽しいからくり人形付きのオルゴールを聴かせてもらったり オルゴール職人さんのお話も聞けました。(不思議な仕組みがいっぱい!)雨のせいか、鶯の鳴き声は聴こえましたが 楽しみにしていたカッコーさんの声が無くて 雲のせいで美しいお山の景色も見えないのがザンネンでした。でも 頂いたパワーで明日からまた ガンバルぞ!!
降り続いた雨の湿気の為、新しいピアノの調律がタイヘンだったようです。カワイSC甲府のH氏、ホントにお疲れ様でした。