2014.04.13
3月30日(日) 雨の中、東京芸術劇場コンサートホールへ 松本清張・原作の映画 「砂の器」 公開40周年記念・ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」(菅野光亮・作曲)を聴きに行ってきました。40年前はまだ小学生の私、この映画は高校生の頃、テレビで放映されたとき ストーリーよりも クライマックスで犯人のピアニスト兼作曲家が オーケストラを前に弾き振りをする、この「宿命」という曲に心惹かれてしまいました。2度目にテレビで見た時は ビデオにしっかり録画して 今も保存してあります。その曲を まさか自分の大好きな音で聴けるとは・・・ (宿命ならぬ、何か運命的なものを感じたりして…) 西本智実さん指揮の日本フィルハーモニーと ピアノは外山啓介さん。「宿命」というタイトル通り、何か心に切なく語りかけるメロディーに 前日、ビデオを見ていたせいもあり ラスト・シーンの 刑事さんのセリフが重なり、胸が熱くなりました。(手が届きそうで届かない、心の渦の様なものを強く感じました)と ピアニスト殿は この曲に感じられることを 御自分がおっしゃるとおりに その想いを見事に音色にのせてくださいました。この曲がオーケストラだけの音だったら これほどまでに「宿命」という重みを感じないだろうな、と 私は思います。ピアノが入ることで こんなにも心が震える曲になるなんて・・・ やっぱり 「ピアノ」という楽器は素晴らしいなぁ!と 新ためて感心&感動の私・・・。何年か前に テレビドラマで放送されたときは 千住明先生がドラマ用に作曲され、羽田健太郎さんがピアノ演奏されました。こちらの「宿命」も悲哀に満ちたメロディーが心を打ち、楽譜やCDを買い込みました。今回のコンサートはライブ録音されており、CDが出るそうなので とっても楽しみです!
うん、もう一度言います。やっぱりピアノって「ス・ゴ・イ!」 そして 素敵!! 自分がそんなピアノに関わっていられることが ホントに嬉しいと思いました!