2012.11.28
本選に残った方は6人です。2日間のうち1日目の3人の演奏を聴きました。一人目は日本人で内匠慧さんです。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾きました。まだ20歳と若くこれからが楽しみだなあと思いました。、2人目はロシア人のアンナ・ツィブラエワで、シューマンのピアノ協奏曲は丁寧な演奏でとても素晴らしくもっと聴いていたいと思いました。最後はロシア人のイリヤ・ラシュコフスキーです。1次予選から注目されていてラフマニノフなどのロシアの作曲家の作品が得意で本選のプロコフィエフのピアノ協奏曲はどんな演奏を聴かせてくれるのだろうと楽しみにしていました。1楽章が終わりこの技巧的な曲をいとも易々と楽しんで弾いている姿に圧倒されました。終楽章が終わると割れんばかりの拍手とブラボーの声で会場はとても興奮した様子でした。翌日、本選2日目が終わり、やはりこのプロコフィエフを弾いたロシアのイリヤ・ラシュコフスキーが優勝しました。浜松で国際ピアノコンクールが開かれ、このような世界的な演奏が聴けるというのは、ピアノを弾く者にとってとても幸せなことだと思います。また3年後を楽しみにしたいと思います。