2022.10.18
先日のレッスンでのエピソード。
⭐️小6の生徒さんとシューマンの連弾に取り組んでいました。
譜読みが早く、とても歌心のある生徒さんなのですが、絡んでくるフレーズに少し苦戦💦更に私と合わせると響きが増えてきて苦戦…。
"けっこう簡単かなって思っていたんだけど…この曲、意外と手強いよ💦"
"ここをミスしているのはわかっているんだけど…なんだかうまくいかない!ここからもう一度やります❗️"
2人で合わせること10数分…タイミングが合ってきた!響きのバランスも取れてきた…!
何度目かの合わせでお互い納得のいく演奏になり、2人で『今のよかったね!素敵だったね』とにっこりです😊
ピタッと合う、いい演奏ができた時、なんだかゾクっとして高揚感が生まれます。こういう瞬間を生徒さんたちにはたくさん感じて欲しいので連弾もよく取り入れるようにしています。
⭐️中3の生徒さんは小6の発表会で取り組んだショパンを再度弾いています。
これまでたくさんの曲を演奏してきましたが、発表会で弾いたこのショパンは大のお気に入り。忙しい受験生なので今は大曲には取り組めないのですが、"勉強の合間にピアノでホッとできるレパートリーを持っておくといいかも"、と話したところショパンを復習をしてきました。
復習初回のレッスンは本人も顔が曇るような状態(‼︎)でしたが、次の週はかなり以前の感覚を取り戻し、今週は更に良くなっていました。
"12歳の時も良かったけど、15歳の今の演奏はもっと進化して素敵になったねぇ!"と伝えると嬉しそうに微笑んでいました。弾いていると気持ち良いみたいで、レッスンでしばらく弾いていくことにしました。
発表会の時は苦手な部分の取り組みにずいぶん苦労したり、納得いく仕上げにするために何度も何度も練習を積み重ねてきた曲が今は自分を癒してくれる存在になっている。
作り上げたあとはもっと自身の傍に寄り添ってくれる。ピアノライフの中でそんな曲を生徒さんたちには何曲か持ってほしいなあと思います♫