2022.01.18
昨日、サントリーホールで三枝成彰さん80歳コンサートがありました。藤沢に縁のある方で、昔生徒さんのお母様が三枝さんの合唱団に所属していたり、湘南台中学校の校歌も作曲されていて、勝手に親近感を持っていました😊
「最後の手紙」の合唱もとても素晴らしかったのですが(戦争で命を落とした兵士の最後の手紙を歌詞にしているので、内容はとても重く胸が詰まりました…)
一番の楽しみは、辻井伸行さんの為に作曲した「ピアノ協奏曲」の世界初演でした。
三枝さんも作曲していて、これが本当に辻井伸行さんが弾けるのかと思ったと言うほどのの超技巧!
それをエネルギッシュに見事に辻井伸行さんは演奏されました。楽譜を見てみたいと思いましたが、辻井伸行さんは耳だけであの曲が弾けるようになるなんて、本当に凄い!
アンコールは、三枝成章さんがカワイ出版から出している「青い目をしたウサギのかなしみ」でした♪出版された当時、発表会やコンクールでよく使っていたので、懐かしく、また辻井伸行さんの心に染み渡る美しい音色が胸を熱くしました。
辻井伸行さんが弾き終わった後、指揮者の大友直人さんが曲名を尋ねてそれを三枝成章さんに伝えたところ…なんと!
三枝さんは自分が作曲したのを覚えていないと。
いつもの三枝さんのジョークかとも思ったのですが、どうやらジョークでも無さそうで…
この曲、久しぶりに発表会に使いたいと思いました。
ナレーションの露木茂さんも声は変わらず、指揮者の大友直人さんもダンディなところは変わらず、皆さん素敵に歳を重ねられていて、励みになります。
やはり生の演奏は身体に染みて、心の栄養。活力になります。早く安心して、みんなが演奏会に行かれるようになる日がくるのを切に願います♪