2016.05.18
4月のおわりにコンクール関東大会がありました。
先生と生徒で演奏をする連弾の部で、他のコンクールではほとんど見かけません。
難しい事をあげるとたくさんありますが、連弾ならではの楽しいこともあります。
今回一緒に弾いた生徒さんは、譜読みも早く、正確に弾くことは割りと得意。
ですが、メロディーを歌うように奏でたり、一音一音にこだわりを持って演奏することにまだまだ課題がありました。
二人の音をよく聴き、気持ちも通わせての演奏は、大きな成長へつながりました。
弾くたびに音が美しくなっていき、4本の手のバランスを感じる耳もどんどん鍛えられ、鳥肌がたつ程の良い音が出ることもありました。
昨年の9月から練習を開始し、12月の予選会で入賞をいただいて、お正月過ぎからまた同じ曲をずっと練習。
しかし飽きてしまうどころか、毎日の一人での練習の成果が、レッスンで二人合わせた瞬間に何倍にもなることに 私も生徒さんも感動しながら4月を迎えました。
本番では緊張で少し硬くなってしまった感がありましたが、入賞をいただいて、長い練習期間を終えました。
生徒さん本人はメダルが欲しくて、入賞には全く納得がいかず、さっさと賞状を仕舞っていました(^o^;)
審査員の講評で、
連弾は会話
音楽を前にしたら先生も生徒もない対等な立場で
バランスを考え過ぎた控えた演奏に注意
拍子を大事にした上で流れを持たせて
課題曲が現代曲であるがゆえの楽譜の意味
等 お話がありました。
演奏されていた皆さん本当に上手で、どのペアもそれぞれの味わいがあって、楽しかったです。
5月からは発表会の曲の練習が始まっていて 気分はすっかりソロモードな生徒さん。
妹さんの連弾伴奏をしてもらおうとこっそり計画しております(*^^*)