2016.02.25
本日はカワイのお教室でレッスンしている生徒さんのお話です。
まだ入会しレッスンを開始してわずか10ヶ月の5才になりたての女の子。
ピアノはようやく両手奏がスムーズになってきてサウンドツリーの曲を楽しそうに練習しています。
歌も大好きで、昨年秋に初参加した発表会では、『どんなおと』『ひげじいさん』を大きな声で歌いながら演奏しました。
その歌声の素晴らしいこと !
とても味わいのある歌声で、のびやかな、それでいて子どもらしい可愛らしさに溢れています。
本番も緊張した中でもその声量は変わらず、堂々としていました。
その後、年末に開催されるカワイうたのコンクールへの出場をお母さまにおすすめし、ご家族のご協力をたくさんいただいて練習を重ね、本番はこれまた堂々とした歌声を披露して、入賞をいただくことができました。
そして現在、4月の関東大会に向けて課題曲をもう一曲プラスして練習に励んでいるところです。
その もう一曲の最高音が高い♭ミの音。
私が歌って聴かせてあげても、その ♭ミ は、気持ち良く出る というよりは、頑張って出す感じ。
5才児にしては音域の広いその生徒さんにももちろん出にくく、声が掠れるので、色々考えた末 半音下げた調へ移調することにしました。
本人は何のこっちゃわかっていませんが、私は次のレッスンまでに移調した楽譜を作り、いざレッスンでその半音下げた伴奏を始めました。
生徒さんはほんの一瞬不思議そうな表情をしたので
『お!耳が良くて微妙な変化に気づいたか!』
と思いながら演奏し、レ に下がって気持ち良く声が出ている生徒さんの歌声を聴いて後奏を終えました。
『どうだった?』
と訊いたわたしに生徒さんは
『なんかあたし、また上手になっちゃた』
大物です(笑)
でも、本当にどんどん上達していく5才。
歌に出てくる ゾウ や ワニ が目に浮かぶような歌いっぷりに、お母さまも
『我が子ながらすごいです』
と、3月末の受賞者コンサート、4月の関東大会まで大変ですが一緒にがんばります!とおっしゃってくださりました。
私も伴奏はやけに緊張するのですが、そんな可愛らしい生徒さんと楽しみながら練習していこうと思っております。
カワイうたのコンクール関東大会
4月17日 (日) 全電通ホール
お時間ございましたら ぜひお聴きにいらしてください♪