2015.12.07
コンクールの連弾選択曲 平吉毅州さん作曲の
『マンボウのおさんぽ』
さほど難しい曲ではありません。
今 コンクールに向けて 全国の小さな生徒さんたちが練習している曲の一曲だと思います。
私の生徒さんもだいぶ仕上がってきています。
この曲はシンプルですが、演奏する生徒さんのキャラクターがよく表れて、一緒に演奏しているととても楽しいです。
その子のマンボウ像、海の中をお散歩(遊泳)しているイメージ等により テンポ、強弱が違ってきて当然。
絵本やビデオ、絵を描いてみて それぞれのマンボウになりきって気持ち良く弾けると おのずと良い演奏になります。
・ミソ ・レソ を 正しく弾くことは容易ですが、そこに ・プカ・プカ と歌詞をつけるだけで子供は一気にクジラでもなく、サメでもなく、サンマでもなく マンボウが楽しく泳ぐ音を表現してくれます。
作曲家の平吉毅州さんが生前おっしゃっていらした
『現代音楽に多いイントネーションや文字数を無視した歌詞ではなく、ドレミなら”イチゴ“のようにしっくりとくる歌詞をつけてあげて音を弾くことの大事さ』
を改めて実感しながら、よりマンボウらしくなっていく生徒さんの音に合わせて 私も深い海の水の如く伴奏をしている毎日です。
コンクール当日は、十人十色のマンボウのおさんぽが聴けることでしょう。