2014.02.02
今年初の音楽鑑賞は、久々のオペラでした。「オリィ伯爵」といういささかマイナーながら、作曲はかのロッシーニ。所謂『ロッシーニ・クレッシェンド』が散りばめられた、ユーモア溢れる大変楽しい作品です。
タイトルロールを演じるは、アントニーノ・シラグ-ザさん。合唱を突き抜ける透明感と伸びのある声に脱帽!カーテンコールの拍手も独り占めです。自身も相当手応えを感じたらしく、投げキッスの嵐(^_^;)「やったぜ!」ばりの達成感を見るのって気持ちいいですね。こちらまで嬉しくなってきました。
演出もサービス精神たっぷりで、フランス語上演の中に「わかった、わかった」とか、「お・も・て・な・し」とか、チョンと日本語が入れてあって、その度に会場が笑いに包まれます。
それにしてもこのオリィ伯爵と友人達、巷の男性達が十字軍遠征に行っているというのに、その隙に男子禁制の城に尼僧に化けて入り込んで、酒盛りしながら留守を守る女性を口説こうなんて不届き千万(-"-)まあ勿論してやられる訳ですが、十字軍なんて深刻なテーマをコメディにしてしまうロッシーニ。流石に人生を余裕たっぷりに生きた人ですね。
悪酔いを演じる歌手が酒瓶を隠しながらつっぷして「オエェ」と漏らしちゃう所など、古今東西問わない感じで爆笑。オペラ初心者にもお勧めの作品だと思いました。日本ではあまり上演されないそうですが、もっとやって欲しいな。