2023.11.04
三連休も2日目に入りました。皆様楽しんでいらっしゃるでしょうか?
私は東京文化会館で開催された、ボローニャ歌劇場の「ノルマ」というオペラを堪能して参りました。
オペラは音楽・脚本・演出・舞台・時には踊り等が全て上手く絡まなければ成り立たない、正に総合芸術です。歌手には歌うだけでなく、俳優としての演技も求められます。文化の日にそんな作品にどっぷり浸れるとは、何と贅沢な事でしょう。
ノルマ役のフランチェスカ・ドットさんとアダルジーザ役の脇園 彩さんの二重奏痺れたー!特に脇園さんの高身長・高声量は、私達の世代の日本人がどうしても破れなかった殻を易々破ってくれた思いで、涙が出てきてしまいました。
物語も戦争に引き裂かれる恋人達の話で、あちこちで紛争が起こっている現代も身につまされますね。今回の演出は現代風になっていて、迷彩服に防弾チョッキの様な盾が生々しかったです。
それにしてもですよ。ノルマとの間に2人も子供をもうけながら、その妹分と結婚しようとするポッリオーネって何!?と怒りがメラメラ(^^;)こちらも原作の紀元前も現代も変わらぬテーマですね。