2023.03.21
自宅教室の発表会を一昨日森のホール21の小ホールで開催しました。感染症対策の規制が緩和されたので、今年は前階段からではなく、通常の舞台袖からの登退場に戻しました。でもコロナ後の発表会しか知らない生徒さん達は、袖もわかりません。何だか気の毒で悲しくなってしまいました。前向きに通常に戻る喜びも噛みしめながら、1から説明・リハーサルしました。これが本当の発表会なんだよ。いつまでも続けられるといいね。来年も小ホールを予約出来ましたよ。
そしてそして、本日は山根一仁さんのコンサートを堪能しました!しかも前から2番めの席。白魚のような(失礼)華麗に動く指までバッチリ見えます。
思えば3年前、夜開演なのでホテルを予約してまで楽しみにしていたコンサートがコロナのために中止されてから、しばらくツイッターも更新されず、とても心配しました。
でもいくつもの表現の場を中止に追い込んだウイルスは、8年前に同じ芸術劇場で無邪気に音楽を楽しんでいたあどけなさが残る少年を、完璧を追い求める孤高の芸術家に変貌させた様でした。曲はプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番。プロコフィエフはウクライナ出身なんですね。これも感慨深いです。
これまた何とも言えない感情が湧いてきて、思わず涙ぐんでしまいました。画像はプログラムの最終頁です。まだ掛け声を出せないので、代わりに奏者に見せるのです。思いっ切り上げたんですが、山根さんと目は合いませんでした。残念⤵️
生の演奏はいいです。発表会の疲れも吹き飛びました!またどんどん聴いて、糧にしていきたいと思います。