2026.05.09
2026年4月5日(日曜日)札幌サンプラザコンサートホールにて第59回カワイうたのコンクール北海道大会が開催されました。
本教室からは2月の札幌地区オーディションを通過した11名がエントリーされました。
就学前コース 努力賞1名
小学5.6年生コース 銅賞 1名
が入賞されました。
おめでとうございます。
2月の札幌地区オーディションを終えて
選曲選考、レッスンの組み立て、2回のホールリハーサル
北海道大会にむけての準備をしてまいりました。
選曲を確定させてから見える2曲演奏の大変さ、日々、生きている声と向き合いながら声域のコントロールをし安定させることへの難しさ等、お一人おひとりに見える課題がありました。
練習でできてもレッスンで上手くいかない
レッスンでは出来たのにリハーサルでは難しい..
緊張からくる技術力の不安定さや
不安からくる表現の難しさなど
本番力の重要性や魅せるパフォーマンス能力の大切さを知ることもありました。
みなさんがそれぞれの取り組みを重ね
本番前日のレッスンでは、(いよいよ明日)という現実を心待ちにしながらも少しの緊張感も
伝わってきました。
本番当日レッスンでは
少しの緩みが本番に影響します。
出来るだけ私語を控え、本番を笑顔で終える為の空間作りを徹底します。
1回の演奏に最大の集中を感じ、この1回に気持ちを集める練習をします。
私の顔色を見抜く皆さんの眼力は凄いもので
(今日はよろしくおねがいします!)と
ご自身の心もスタートラインに立った瞬間をみせてくれました。
お一人の小学生
彼女とはこれまでもコンクールのステージをご一緒してきました。
声域の難しい曲を挑戦すると決め
彼女の取り組みが始まりました。
取り組みを続けていくと見える課題、簡単には越えられない技術の壁、どう乗り越えるのかを試されているような気もいたしましたが、私達に起きる全ては必要なことで、与えて頂いた挑戦へのチャンスとも感じました。
一緒に考え、彼女がどうやって前に進むかに寄り添いました。
ご家族の温かいお見守り、動画のやりとり、練習表での毎日の様子をお互いに共有すること、彼女は逆境に負けずに今、目の前にある課題を丁寧に向き合うことを続けました。
当日直前レッスンでは
その出来事を思いだし、1回の演奏の中には彼女のこれまでの全てが詰まっている
温かく力強い歌声になっていました。
背中から伝わる、やり遂げたいと思う気持ちや不安や緊張をグッと見せずしっかり前を向くその佇まいに、心が熱くなり私は涙しながら伴奏を弾いていました。
コンクール挑戦はこれほどまでに過酷で
人の可能性を広げ、人の心を動かすものなのかと感じた瞬間でした。
彼女が最後まで歌い終えたあと、少しの沈黙、私はかける言葉が見つかりませんでした。
大変な努力をされたこと
感謝の気持ちと(本番も一緒にいるよ)とお声をかけたことを覚えています。
本番は会場の空気感も想像を越えており、
子ども達がどうか笑顔で終えられますようにと、体の軸を立て直します。
全員が今までの全てを出し切り、
本番1人前、(うん)と頷き、大丈夫!と気持ちを通わせます。
第1歩から演奏は始まります。
皆さんの力強い1歩を見届け、私と皆さんはそれぞれの立ち位置に向かいます。
いつも通りに..と心を寄せて伴奏を弾き始めます。
皆さんが今出来る、全てを出し切り力を尽くせた演奏をご披露下さいました。
上手で私を待つ皆さんの表情は緊張が解けていないお顔...
私を見上げる目が少しずつ安堵と達成感に満ち溢れ始めたお顔
それぞれに印象深い一時でした。 ②へ続く