2025.02.23
今年も皆様より進学合格の便りが届いています。
皆さんの長い期間の努力や諦めない気持ちが合格に繋がったことをとても嬉しく思います。
これまでの道のりは決して簡単な歩みではなかったと思いますが、今、夢へのスタートラインに立ったお姿を拝見し誇らしく感じています。
音楽高校、大学、劇団等への受験には小さい頃からのお稽古や環境が整っていなければ難しいのでは?と
よくお問い合わせがあります。
本教室では音楽経験がなくても、音楽知識がなくても、皆さんが夢を目標に進みたいと思う気持ちを大切に少しでもご縁に近づけるように
お稽古を始めていきます。
夢や目標は叶えられるかどうかは誰にもわかりません。
資格も検定もないこの世界の扉を開き
皆さんが進んでいきます。
進まなくては近づくことは出来ないからです。
春から新しい環境で挑戦を始める皆さんの中で
進学への丁寧な準備をされている方がおられます。
彼女は夢を叶える為に大学進学を選択しました。
レッスンには片道2時間の道のりを雨の日も大雪の日も休まず遅れずレッスンに来て下さっています。
今、進学に向けてご自分の専攻科目以外のピアノ、聴音、楽典を学び始めました。
毎日の楽典プリント
ピアノは弾いたことがありません。
それでも大学進学までのこの2ヶ月間で出来ることをと邁進しておられます。
楽典は一から学び、今ではプリントの履修スピードも上がり理解が深まってきています。
(最初は本当に何を学ぶかもわかりませんでした。勉強を始めて、だんだんと理解出来てくることが楽しいです。)と御言葉も出てきました。
学びが彼女に自信や安心を与え、いつしかお顔の表情も変わってきたように感じます。
学業は自分のやりたいことばかりではありません。
必要と感じないこと、時に無駄?の様に思うことこそ、自分に一番必要なものになる時が来ます。
目の前にある、やるべき事に目を反らさず
ひた向きに努力する彼女を見ていて
きっとご縁を引き寄せ、沢山の人から愛される女性になると感じています。
彼女が教室の学びを修了し卒業するまでの期間寄り添いながらお稽古させていただきたいと思います。
レッスンは始める時よりも
どのように修了し卒業するか
その時が大切な瞬間になります。
彼女から頂いた沢山の温かい気持ちや
笑顔をしっかりと目に心に留めておけるように
最後のお時間を過ごしたいと思います。
教室を卒業なさっても私の大切な大切な生徒である気持ちはずっと続きます。
彼女の夢をこれからも応援し続けます。
大学合格本当におめでとうございます。