2023.08.01
2023年7月29日土曜日
東京白寿ホールにて
第1回全日本子どものうたコンクールが開催されました。
予選→本選を通過した
4.5.6年生の部ー2名
中学生の部ー2名
がエントリされました。
結果
4.5.6年生の部
⭐銀賞.審査員長賞(米良美一先生)1名
⭐銅賞1名(本選ではー西日本テレビ社賞受賞)
中学生の部
⭐グランプリ金賞.ベヒシュタイン賞1名
(本選ではー西日本新聞社賞受賞)
⭐奨励賞1名
⭐中学生の部にて最優秀指導者賞をいただきました。
皆様ご受賞おめでとうございます!
予選の動画審査を通過され
本選では初めてのコンクールエントリの生徒様もおられ、ご家族で飛行機に乗っていつもとは異なる場所でのレッスンをしたりと
気持ちの高まりやコンクールに向かう皆さんの
意識も明るくキラキラしていました。
全国大会は本選を通過された日本全国の歌を愛する子ども達の歌声を拝聴させていただける
喜びに沢山の学びの機会を頂けて
感謝の気持ちです。
今回は印象に残った生徒様の振り返りを
記載致します。
↓
本番前のレッスン
暑い暑い中、レッスン室に到着されたお顔を見て、今日はいつもより更によい緊張感に包まれていると感じました。
小学6年生、そろそろ変声期も迎え
彼の声や持ち味を最大限に生かせるように
レッスンから技術向上と合わせて変声期に合った、お稽古を展開していきました。
本番前の歌声は今までのレッスンで積み重ねた
ことが全て習得出来ていて
1回で良いね!と私もご本人も納得の歌声でした。
お時間が余っていたので
(先生、ピアノ伴奏の練習をしていていいですか?)
の問いかけに
(先生のピアノ伴奏を聞いていたいです。
聴きながら着替えます!)と
伴奏の音色をこんなにも大切にしてくれて、まさに二人で一つの音楽をしたい!との想いに
私も心が温かくなり、彼から沢山の思いと力を頂きました。
本番は会場の静寂を感じ、前奏を弾き始め、彼の第一声にピアノの音量とバランスを調整しました。
練習、レッスン以上の出来映えと
何より勝つための演奏をしていないこと
人に届けたいと感じる素晴らしい歌声でした。
伴奏の最終音
消えてから4つ数えてお辞儀ね!と
お教室での舞台所作がありますが
この日ばかりは演奏後
会場からのどよめきと沢山の拍手が直ぐに起こり、彼は感謝のお辞儀を以て会場の皆様に気持ちを伝えたくなる
雰囲気に包まれました。
下手に戻り、安堵からくる最高の笑顔に
力を尽くせたことへの彼の頑張りを誇りに感じました。
ありがとうございました!と
私に声をかけてくれる彼の表情を見て
涙が出るほどに嬉しい気持ちになりました。
コンクールは結果や勝つためではなく
終わった瞬間にこのような
達成感、充実感を子ども達に感じて頂くことが
音楽教育の大切さであり、生きることや学ぶことの意識向上に繋がると信じています。
長い期間一緒に音楽を作り、また1つ
経験を重ねられたことを嬉しく思います。
これからも沢山の人に
伝える繋がる歌声を楽しみにしています。
結果発表後、私に成績の連絡や振り返り
次に向かうお気持ち等をお知らせ頂き、
(お電話しても良いですか?)と嬉しい気持ちを一緒に共有したいと感じるお言葉もありました。
子ども達が喜びを感じ、歌や音楽を自身の表現できるものとして努力を続けていることに
私も長くお支えをしていきたいと改めて感じるコンクールになりました。
ご家族様におかれましては、レッスンや引率、伴奏についてのご理解やご協力を頂き
有り難う御座います。
受賞された皆様、本当にありがとうございます。