2023.04.03
2023年4月1日【土】札幌サンプラザコンサートホールにて第56回カワイうたのコンクール北海道大会が開催されました。
本教室からは2月の札幌地区大会を通過された7名がご出場され
就学前コース 銅賞1名
1.2年生コース 努力賞1名
5・6年生コース 金賞1名・銀賞1名
4名の生徒様が見事受賞されました。
おめでとうございます。
本コンクールも年々レベルが上がり、
北海道内から選ばれた皆様の演奏は
素晴らしい歌声でした。
本教室からは就学前~6年生迄、年齢が幅広く
レッスンやリハーサルでも仲間から刺激をもらいご自身の研鑽を深めておられます。
お稽古を初めたばかりの生徒様がコンクールを受験したいですと決めてからの
取り組みに対する意識の高さや毎回のレッスンでの技術の向上には驚くものがありました。
ホールリハーサルでピッチが整わず、悔しい思いをした生徒様の1週間での取り組みの熱意や
気持ちの切り替えの充実も
技術の完成度以上にお子様の感情や意識の成長を感じました。
声楽は体・視覚・聴覚・感覚・全てを使わなければいけません。
ですから、長く長い努力と謙虚な練習・舞台での響き所作の練習が必須となります。
上手く演奏出来ず気持ちが落ち込めば
それがはっきりと歌声・表情に表れてしまいます。
それが声の怖さでもあり
逆を言えば、練習の充実や確信をもった歌声・
出来る!と信じる気持ちがあれば
歌声や表情は明るく自信に満ち溢れた響きとなってホールに響き渡ります。
それを感じるまでには、回数と反復と・・・
お時間が必要です。
レッスンでは技術の向上はもとより
この自己肯定感や自信を少しでも高められる
接し方やお稽古展開に気を配っております。
今年は魅せる演奏を致しましょう!と声掛けをし、聞いて下さる皆さんに感謝を伝える気持ちで・私たちはオーラとキラキラを出す自信があります。と
すてきなお言葉も頂きました。
緊張を良い味方にし、下手から見えるこの景色を忘れないように・・・。
努力し積み重ねて今、この景色を見ていることに自信を持ちましょう。と
ステージに向かっていきました。
何度経験しても
子どもたちの背中から緊張感を感じ
伴奏を弾き始めます。
大丈夫!できる!とパワーを送り
第1声を聞きます。
伴奏を弾きながらも響きの軌道を感じ
伴奏のホールバランスを修正しながら、
よりホールにまろみがでるように整えます。
最後まで練習通りに演奏出来た方
ホールの緊張感に押されてしまった方
予期せぬ展開になってしまった方
それぞれに引き寄せた力はあり、数分間の中に沢山のドラマがありました。
上手【かみて】にはけて、出来ました!とほっとした表情と確信と安堵の目をして私を見上げるそのお姿に、この緊張感をよく頑張りましたと
力を尽くせた充実感を私も嬉しく感じる瞬間です。
結果にはいろいろな思いはあり
それをしっかり受け止めるからこそ悲しみや喜びもあり、感性も育ちます。
コンクールの持つ意味は結果を頂くことではなく、先生とご家族と一緒に歩みを続けたこのとてつもない出来事をやり遂げたことや
力を尽くして自分の可能性を高めようと
努力したこと。
結果以上に大切な感情や発見を持てたこのことこそが必ず次に繋がる大切な意味を持つのだと思います。
皆さんにはこれからも
歌を好きでいてほしいと願い、沢山の方に見守られる存在になってほしいです。
そして
この経験を忘れずに新しい目標に向かい一緒に進んで行きたいと思います。
ご家族様には日頃よりレッスンにご理解とご協力を頂き感謝しております。
コンクール終了後、沢山の温かいお言葉を頂いております。お教室にて掲載致します。
皆さんに出会えて、大切な成長のお時間を過ごせる事や、音楽を共有させて頂ける事に感謝致します。
皆さん長い期間、本当に幸せなお時間をありがとうございます。
これからも皆さんの夢を応援します。