2022.07.13
第37回童謡子どものうたコンクールが今年も始まりました。
本教室からは子ども部門1名が1次審査を合格されました。
おめでとうございます!
近年は大会規約にも変更があり、参加者も増えてきて童謡コンクールが広く魅力のあるコンクールということを実感しています。
本教室では1年間を通し、生徒様の技術向上と
目標到達点を高く維持するために、異なるコンクール出場に於いて、同じ曲でのエントリー選曲を致しておりません。
理由は勝つ為だけのコンクール出場はしていないからです。
生徒さんにとっては一つ一つのコンクールに対し選曲→練習→レッスン→リハーサルのとてつもない繰り返しは
体力も気力もいることかと思います。
ただ練習計画たて、決められた期間に楽曲を完成させるーこれは今後の皆さんがチャンスやご縁を結びつけるために必要なスキルなのです。
ミュージカルオーデイションや声優オーディション、舞台面接などはおおよそ2週間でお写真・音源・映像を提出しなければならないことが常です。
このタイトな動きは日頃から体を鍛え、技術を磨き、来るべきチャンスに向けていつもスタートラインを迎える準備が必要なのです。
短い期間での曲の選択や完璧な歌唱は日頃からの積み重ねや妥協ない訓練なくしては身に付かないと思っています。
AかBかを選ばなければいけない時、迷いなく自分の個性や適性を判断できる感覚も大切です。
今回、合格した生徒様は幼稚園の頃から
本教室に通っておられます。
童謡コンクール合格も数回目となります。
幼稚園・小学生・中学生と長く一緒に音楽を共有し、お互いを信じ、良き時も課題が残る時も話し合い・前に進んできました。
彼女が今回合格したことも私にとってはまた一つ大切な経験をさせて頂ける貴重な時間になると思います。
ステージでセンターに立ちこちらに振り向き
【先生 いきます! おねがいします】と
言葉は出せない中での熱い眼差しは
彼女の成長を感じる素敵な瞬間です。
彼女はずっと大切に守ってきた歌のセンスや思いがきっとこれから飛躍的に花を咲かせていくと思っています。
2次審査や今年の他のコンクールも彼女にとって実り多きものになるように、お気持ちに寄り添い共に進んでいきたいと思います。