2021.10.09
2021年9月27日【月】東京都和光大学ポプリホールにて
第1回国際声楽コンクール東京准本選が開催されました。
本教室からは8月の北海道地区大会を通過された5名と免除者1名の合計6名の生徒様がエントリーをされました。
結果 ミュージカル小学生 1位・2位
ミュージカル中学生 1位 を受賞されました。
皆さん本当に素晴らしい成績です。
おめでとうございます。
8月の北海道地区大会では審査をさせていただきましたので客観的に皆さんの演奏を聞く機会を頂きました。
普段は伴奏をしておりますので、生徒様のステージ上での生のパフォーマンスをみることは出来ません。地区大会で感じた課題や見えたことを客観的に感じ准本選への準備を進めて参りました。
本教室では演技・パフォーマンスは基本的にはその生徒様ご自身の感覚や構成を大切にご自身で考えて頂きます。理由は演技は個人の感性が大切で人から決められたものでは歌と感情が繋がらないこともあるからです。
歌唱は基礎・基本のお稽古は小さな年齢でも妥協なくご指導をさせていただいております。
大きなホールで演奏したときにはただ歌が上手でもうまくはいきません。声の伸びやかさやホールの反響や残響も耳で計算しその時に最適な声や音を作らなくてはいけないのです。
前日からのお稽古・ホールレッスンでは所作やマナーの最終確認を行い
ホールの鳴りを確認することが出来ました。
もう1回! 音程もう少し! と何度も音色を確認し完璧なお仕上げが出来ました。日頃の聴覚のトレーニングがこういう時に力を発揮してくれました。
皆さんの本番に向かうエネルギーは素晴らしかったです。
48時間前・・・24時間前・・・12時間前・・・6時間 3時間 1時間
30分・・・・と本番時間が近くなるにつれて
みるみる声の鳴りが変わっていくことは驚きでした。
6名がそれぞれ相手を思いやり、一緒に頑張ろう(^^♪と
気持ちを寄せ合うお姿は演奏だけではなく大切な何かを得られているなと
深い学びに感謝致しました。
下手からの入場は私にとっても大切な瞬間です。
お互いを信じ、思い切り好きなようにね(^^♪と送り出すこの瞬間の私の心は
恐らく生徒様よりも緊張しているかも?しれません(笑)
本番では6人全員が日頃のレッスンの通り、それ以上の演奏をなさいました。
自分の中でこれ以上はない!くらいやり切れて悔いの残らない充実した素晴らしい演奏でした。
結果発表までのお時間に✉を頂き、先生やりきりました(^^)/
とても気持ち良く演奏出来ました。自分が納得できた演奏だったので結果は
どうなってもそれ以上に得られたことが沢山ありました。
と皆さん良いお言葉を伝えてくれました。
私が一番大切にしていることが皆さんに伝わった大切な瞬間でした。
コンクールの結果は一つの印であってほしいのです。
勝つ為に何度も同じ曲で勝つ演奏をしてもそこに深い学びは得られないことが多いです。コンクールは本番までに悩んだり考えたり努力をい積み重ね、自分と向き合いながら出来る一歩を探すことこそに学びはあると信じています。
演奏を終えたときに自分は今日までどのように努力をしたか
信じてやりきることが出来たかどうかが何よりも大切なことだと思います。
②へ続く・・・