2020.05.08
桜の花も咲き、暖かい季節になってきました。
時間は毎日少しずつ、先へ先へと進んでいますね。
先日お教室のサポートをしていただいております調律師の方、音響担当の方、耳鼻咽喉科の先生などに
オンラインレッスンについてのお話を伺いました。
専門のお立場からの色々なご意見はとても貴重で
これからのレッスンにとても魅力的で充実したお話を伺うことができました。
声楽は身体が楽器と言われているように
姿勢.呼吸.発語.発声.共鳴とこれ以外にも声を出すのに沢山の細かい動作(動き)が必要です。
そして自分から発せられる音程や響き、和声を聴覚で感じとります。
これを機械で通してレッスンすることは容易なことではありません。
それ以外にも対面でないことで起こる色々な壁はあると思います。
色々なお話や分析をしていただいたことを
先日、ソルフェージュオンラインレッスンにて
試験的に試してみました。
聴音、コールユーブンゲン、階名唱、初見をそれぞれ別の生徒様にレッスンさせていただきました。
実際にいつも聞くピアノの音色とは異なる状況に戸惑いはお持ちでしたが
開始15分…ピッチが合ってきました。
人間の適応能力の高さや順応していくスピードに
驚きました。
勿論、ピアノの音色と声色は感覚的にずれが生じますのでいつも通り私も歌唱で伴走致します。
皆さんからの意見を聞きながら良かったことや課題が残ることは改善しながらあたらしい音楽の学びも取り入れていこうと思っております。
もちろん
対面レッスンと同じ温かさや丁寧さを忘れずに…。
調律師の方から
人間はもともとアバウトで聴覚、視覚も人それぞれその場に適応して順応していくものです。と
なんとも心にスーと入ってきたお言葉でした。
このお言葉の意味がよく理解できた時間でした。
あたらしい形やわからないことを
進めていくことは時に臆病になり歩みを止めてしまうことになる場合もありますが
(あたらしい音楽の学び)も考えていく時なのかもしれないですね。
音楽が皆様の心の安らぎになりますことを願っています。