2015.06.24
今日は幼稚園でのレッスン
来月の発表会で3年生の生徒にブルグミュラーのバラードを弾いてもらいます
この曲のバラードは物語と言う意味です
この曲のお話は昔のヨーロッパの古城の湖のほとりで湖から魔物が出て来て古城の美しい姫をさらうというお話で魔物から姫を助けるために騎士が現れ最後には魔物を退治してハッピーエンドというお話です
初めのハ短調で始まる和音は勇者が馬に乗って嵐の中ひた走っていく。馬のひづめの音をイメージしてみるといいですね
すごく緊張感を持って鍵盤のそばでつかみあげるようなスタッカート
手首を固定気味にして音をそろえることがポイントです
左手のドシドソラシの所はいよいよ魔物がうねうねと登場
ドッミソッド ラーのスフォルツァンドは魔物が吠えている所
その時右手も一緒に強くなってしまわないように!
左右で違う強弱表現の練習は先ず左右別々に違う強弱で弾き次第に音を出すタイミングを近づけていく
自分の耳で音を良く聴く事が大事です
ソミドソミドソミドソーの所は魔物が出て雷の音がドカーン
鋭い音でキメましょう
場面は変わってハ長調
お城のお姫様 甘く美しく歌うように弾いてね
お姫様の伴奏は重たくならないように可憐で軽やかに
だんだん雲行きが怪しくなり
また戦いの場面
馬の蹄と稲妻と剣のぶつかり合い
ついに魔物をうちまかす
敗れた魔物はうめき声をあげながらも次第にその姿は小さくなり消えていく・・・ジャーン
めでたしめでたし
最後のユニゾンは揃えて弾くのが難しいです
指もバタバタ上げずに弾く
練習の仕方として左9 右1のバランスで左手の音をよく聞く練習をしてもらいます
きちんと左手で弾いている音を聞く習慣づけにもなります
物語をイメージすると音が変わります
発表会までイメージをしっかり持って練習に励んでもらいたいです