2015.03.03
今日はひな祭り。我が家でも娘と一緒にちらし寿司をつくりました。
ケーキも食べましたよ
さてひな祭りと言えばサトウハチロー作曲の【うれしいひなまつり】
レッスンでも歌ってみました。4番までありますが意外と4番までは覚えていないものですね
この曲「うれしい」と題名にありますが曲調は短調ですね
唱歌の多くはヨナ抜き音階を用いて作曲されているので短調の曲も多いそうです。
サトウハチローが娘に雛人形を買ってやった前後に作詞したとされています。
最初の夫人と離婚して3人の子供を引き取って暮らしていたそうで実母と離れ離れになって寂しい思いをしている子供たちを慰めたいと考え松坂屋に展示されていたぼんぼりの明かりが電気でつく最新型のお雛様を買い求めたそうです。
うれしいひなまつりはハチローの母と離れている子供たちへの心づくしの贈り物だったそうです。
一方で歌詞に「お嫁にいらした姉さまによく似た官女の白い顔」
というものがあります。
これは、
『嫁ぎ先が決まった直後に、結核にかかり、亡くなってしまった姉』
を連想させるものです。
つまり、姉への鎮魂歌(レクイエム)ともいわれています。
うれしいひな祭りの歌詞には間違いが2か所あるそうです。
雛人形の最上段にいる男雛(おびな)と、女雛(めびな)のことを、
お内裏様とお雛様と呼称していますが、これは誤りです。
お内裏様とは、男雛と女雛の二人を指します。
お雛様とは、仕丁、随身、五人囃子、三人官女、お内裏様、
全ての雛人形を指します。
「うれしいひな祭り」があまりにも有名になったため、
この誤用については、現在勘違いしている人が多いですね(^^;
赤いお顔の右大臣
赤い顔は、左大臣で、右大臣の顔は白いです。
左大臣は向かって右、
右大臣は向かって左にいます。
少々ややこしいので間違えるのも無理ないかもしれませんね。
これらの間違いを気にして、
サトウハチローさん自身は、この曲があまり好きではなかったみたいです