2017.09.02
どれも面白く読めた本でした。
コンクールを題材にした本と、調律師さん側からの本二冊でしたが、この「調律師」という本がとても興味深い内容でした。
音に色がついて聞こえる色聴の話は良く聞きますが、、共感調といって、音に臭いを感じる現象があることは初めて知りました。
いまだ解明されない人間の能力の神秘、、、
〜異臭を放つ〜から始まった文面は、なんともリアルでしたが、、音に臭いを感じたら良い匂いならともかく、辛いでしょうし、耐え難くピアノも弾けなくなりそうです、
ショパンコンクールを調律師さん側から追った番組や、以前「ピアノマニア」スタインウェイお抱えの調律師のドキュメンタリーを追った映画がありましたが、、これは本当にもう一度観たい映画です。
ピアニスト以上にピアノを愛してやまない熱い思いを持ってピアノと関わっていらっしゃる方たちの存在があること、様々な立場、様々な方向から音楽、ピアノ、音を感じることの面白さを知った一冊でした。
調律師さんのお仕事にたいへん興味をそそられます。