2018.06.13
先日介護施設を訪れた時のことです。
歌を歌ってお話をして、そろそろ帰る時間になったのでヘルパーさんにご挨拶をして出ようとしたところ、あるおばあちゃんから「あなたは何番の人?」と話かけられました。
私は真面目に〝部屋番号のことかなぁ、番号ないからなぁ〟と思い、とっさに「◯◯です。」と自分の名前を名乗りました。
でもおばあちゃんは納得していません。どうやら番号を知りたいようです。
「これを順番に回そうと思って番号をききよると。」
おばあちゃんの〝これ〟とは生まれたばかりの赤ちゃんくらいの大きさの茶色のくまのぬいぐるみでした。
〝なるほど、おばあちゃんはそのくまのぬいぐるみを私にも触らせてあげようと思ってくれたのね〟
話し方もしっかりされていますが、そのおばあちゃんは子どもの頃に戻っているようでした。
私はなんとなく、〝くまのぬいぐるみを順番に回そうとしている状況〟が楽しくなって「あー、ありがとうございます。また来ますのでその時にお願いします。」と声をかけました。
ヘルパーさんはきっといつも聞いている言葉なんでしょうね、私に「いいですよ、大丈夫ですから。」と促しました。
私は、ちょっと来てすぐ帰ってしまう立場なので仕方がないのかもしれませんが、おばあちゃんの「順番に回そうと思って。」と言う言葉を楽しいと感じました。
いろんな人生経験をされてきた人生の大先輩です。楽しく過ごしていただきたいですね。
また来ますので、くまちゃん見せてください。☺️