2014.02.01
高校に進学、学校の音楽の先生から声楽曲(イタリア歌曲)の伴奏を勧められて、コピー譜を数曲私のレッスンに持ってきた。スポーツの部活に熱を上げているものと思っていたけれど、小・中学校と長崎県主催のコンサートに出演してきたためか、高校に入ってからも校内で様々なオファーがあるようだ。本人にとっても幅広く音楽を学ぶ機会となるのでいいチャンスでもあり、また、私自身学生時代に副科でイタリア歌曲を学んだ懐かしさもあり、楽しいレッスンがここ2か月ほど続いている。
まもなく高校2年に進級するにあたり、音楽方面に進むことを念頭に置くのであればこの一年が演奏履歴を積み重ねる重要な時期でもあるので、人の役に立つことも大切だが、自分自身のキャリアを積むことを優先させる時期だと本人には伝えた。
そろそろ基礎的な曲の習熟に加えて大曲にも取り組むことに取り掛からねばならない。今日、楽譜(外版)を発注した。
今でもはっきり記憶しているのだが、小学校1年の初めての発表会で演奏する曲を決める時に「擬音や動作を表現している曲ではなくて...歌のように旋律を弾く曲を選びたい、」というような意味のことを言った。「この生徒は何か持っている...」とその時思った。