2014.02.01
昨年ピティナの全国大会に進出した小2の生徒がショパンコンクールも目指すこととなり、ショパンのワルツ(Op.70-2)でチャレンジ。長崎地区では何とか銅賞をいただき、全国大会に向け昨年秋から曲のブラシュアップに取りかかった。
ご存知のようにショパンの作品は版によっては本人の作品に加えて、当時の編集者が編曲した長めのものとが収められている。同じ作品であっても設定するテンポも違ってくるので、当然曲の印象も異なる。丁寧な演奏でショパンに改めて捧げるような気持ちで短めのオリジナルの長さのものでまとめ上げた。
今回(H26年1月8日)は残念な結果に終わったようだったが、学ぶことが多かったように思う。やはり他の優れた演奏に接するのは自分の演奏を改めて振り返る良い機会となる。
何より現地での演奏に接する機会が捉えられない地方に住む者にとっては、唯一の手がかりとなる受賞者のCDなどを聞いたりするものだが、実際での演奏は全くCDの音源とは違い、鮮やかで色彩に富み、デュナーミクもかなり大きめに設定されているようだ。
やはりホールという大きな空間において、聴き手の一人ひとりに届くように思いを込めるには、ある程度の嵩上げがあってもいいように感じられた。