松下史輝さんが7月20日開催の カワイ音楽発表会に出演しました
2025.08.13
No.28 松下史輝さん (中1)
演奏曲目: ノクターン Op.9-2 F.ショパン作曲
史輝さんは小学2年の秋からピアノを習い始めました。以前、学校の音楽の時間で鑑賞した壮大なオーケストラ曲に魅かれて、発表会でその曲をピアノで弾きたいと考えチャレンジしたこともありました。昨年はポピュラーな作品に取り組みました。そして今年は...フレデリック・ショパンの作品、あの有名なノクターンです。
何度も同じフレーズが少しずつ姿を変えて現れ、左手の和音も少しずつ微妙に違っていたりと譜読みに慎重さが求められる作品で、「聴くは易く、弾くは困難」と言える曲です。
予想に反して初回の譜読みからほぼ正確に和音をつかんで、メロディーラインもほとんど修正なしで歌えていました。左手の和音をつかむ運指のみ提案をしたことや、主旋律が巡ってくる度に少しずつ表現が細やかになっていく箇所も巧くこなして、その集大成は最後の同じトレモロをミスなく弾きのけたのは素晴らしかったです。
史輝さんのコメントはその箇所に特によく取り組んだことが表れています...
「指の移動や、装飾音を弾くのが難しかったです。僕の好きな良い曲です。完璧には弾けませんが聴いて下さい。」
出来れば暗譜で演奏出来るように、不安な気持ちを克服していけるようお手伝いしたいと思っています。規模が少し小さい作品でその点を克服できるといいです。これからベートーヴェンの短調の速度も少し緩めの曲に取り組んでいきましょう♪