神崎心花さんは大人・ポピュラーコース発表会の 第2部に出演しました
2025.08.13
神崎心花さん(大2 )
演奏曲目: 「2つのアラベスクより」 第1番ホ長調 C.ドビュッシー作曲
心花さんは幼稚園年中からレッスンでお会いしている、一番長くレッスンでご一緒している生徒さんです。はじめはカワイ音楽教室の夢彩都教室、その後西洋館のセンター教室、そして西洋館廃館に伴って現在はプラっとモールミュージックセンター教室で毎週木曜日にお会いしています。
心花さんは幼い頃から一つ一つの音をゆっくり丁寧に紡いでいくタイプでいらっしゃいました。コンクールでは当初なかなか評価されなかったのですが、小学校中学年になって次第に評価されるようになり、コンクールでは九州大会に毎年選出されるようになりました。高校2年で取り組んだリストの「愛の夢第3番」では、その演奏センスは審査員にも高く評価されています...「美しく歌えていた。旋律の歌い方にセンスの良さを感じる...etc」https://pnet.kawai.jp/9203/topics/260295/
昨年初めて大人のコースの発表会にエントリーいただきましたが、右足骨折のため出場を断念せざるを得ませんでした。今年は2年越しの久し振りのステージです。緊張もしたことでしょう...暗譜に不安を感じていらっしゃることは手に取るように伝わってきましたので、楽譜を譜面台の傍らに閉じたまま置いて演奏するように促しました。これは私自身の演奏活動のなかで経験したことがあり、不安感と共存しながらも演奏をキープする方法であることを知っていたからです。
演奏レベルが高くなり、曲の規模が大きくなってくるとページ数も増えて、ピアノの習い始めの頃のハ長調8小節で終えるようなレベルでは考えられないようなアクシデントが起こり得ます。それでも音楽をつなげて行く技術はある種、ミスをミスで終わらせないスキルとして必要不可欠なものです。その意味で今回の心花さんの演奏は一段階スキルアップした演奏だったことに間違いありません。ご本人の演奏に際してのコメントです
「今回弾く曲は私にとって大切で大好きな曲です。今まで練習してきた成果を発揮出来るように頑張ります。」