2022年発表会レビュー 7月16日㈯ 第3部 22番 藤田 晃成さん(中3)
2022.07.31
今年もカワイ音楽発表会が開催され、7月16日㈯第3部に藤田晃成さんが出演しました。晃成さんは長崎センター教室のハイレベルコースに在籍しています。今年は中学3年生で来年は受験が控えていますが、手を緩めることなくピアノの練習にも励んで、この春は九州大会やそれに伴う受賞者コンサートにも出演しました。
今回演奏したのはショパンの遺作のノクターン嬰ハ短調で、あまりにも有名な悲しみが沁みわたるような旋律が特徴です。いつもほとんどミスをしない晃成さんで、そのきれいな音色で端正な演奏をすると客席はどのように揺さぶられるのだろうか...と期待を込めてレッスン指導をしました。
今度はグレードに挑戦ですね。普段練習しているツェルニーの練習曲と比較すると、物足りなく感じるかも知れませんが、どのような曲であっても命を吹き込むのは演奏者の技量になってきます、これからも期待しています。
お母さまのエールが教えてくれます: この曲は「戦場のピアニスト」という映画の中で流れていた曲です。戦争の悲惨さを描くシーンのなかで、この曲の悲しい調べが心に残りました。今日は、心を込めて演奏します。