2015.09.30
ここ何ヶ月か振り返ると、生徒さんにメトロノームを勧める機会が増えました。
メトロノームを勧めるきっかけは
・リズムを意識してほしい
・テンポを意識してほしい
・同じように反復練習してほしい
が理由です。
楽譜がある以上は、そこに書かれていることを意識して表現してほしいです。
そのためには「偶然」や「何となく」出来たのでなく、自分の思った通りに演奏してほしいのです。
そのために、(大抵のこどもが嫌がる)反復練習は必須なのです。
でも、楽譜がない世界にもリズムやテンポはあります。
人が歩く「テンポ」はそれぞれ違うし、歩くのと行進もまた違います。
耳をすませば、いたるところにリズムがあります。
スーッ、スーッ、時々ガッというお父さんの寝息のリズム
トントントンというお母さんの包丁を刻む音(速いお母さんはトトトトかな?)
虫の声、鳴いてたり、止まってたり、の繰り返しの中にリズムを感じます。
他にもたくさんあると思います。
そういう、普段の生活の中にあるリズムやテンポを是非、感じてください。
そして、自分の胸や手首に手を当てて、脈の音を聞いてみてください。
自分の心臓の音と、周りのテンポとどちらが速いか、ゆったりしてるか、聞いてみてください。
自分の中にリズムやテンポは必ずありますから。