2014.08.16
日付が変わってしまいましたが、昨日は終戦記念日でした。
年々、戦争経験者が減っていき、戦争の恐ろしさと虚しさを伝えられる人が減っていきます。
私自身も、経験者である祖父母は全員他界したため、こどもたちに伝える力は弱くなったと思います。
ただ、戦争の恐ろしさは伝えられませんが、命の大切さは伝えられると思います。
三年前、父が癌とわかり、一昨年亡くなるまでの1年7か月は、私にとってものすごく大切な時間でした。
ひとりの大切な人の命が危ぶまれ、病気と死を意識した時間は初めての経験で
「病気は本人の責任(生活習慣や体質)」
「若くして亡くなるのも天命」
と考える方もいらっしゃるとは思うのですが、
当事者や家族が知りたいのは、原因でなく、延命方法です。
いつかは、そう思えればいいのかもしれませんが、まだまだ私たち家族には出来そうにありません。
でも、戦争は、本人の責任でも天命でもありません。
病気で亡くすのだって辛いのに
誰か他人(国)に命を奪われるなんて・・・。
命の尊さ、命の強さ、温かさをみんなで感じあえれば、無駄に命を亡くすことはないと思います。
※写真は先日行った報道写真展の前で。
世界には、盗んだだけで死刑、という国もあり、それに比べれば、日本は安心・安全です。
そのぬるさで、これからも命を守り続けたいです。