2014.04.07
カワイの教材、サウンドツリーの5巻に
林光さん作曲『むかしのうた』という曲があります
この曲は前半がオクターブのユニゾン、後半は同じメロディで三声のハーモニーという構成で、
調性は嬰ハ短調ですが、調号ではなく、全て臨時記号で表記してあります。
つまり、シャープが4つ付く、という難しさが一つと、もう一つは旋律の難しさ。
曲のタイトルからイメージできるかもしれませんが、懐かしさを音で表現する、ということは、結構な脳トレ。
ところが、今日から中学生のKちゃんが見事な演奏をしてくれました。
まるで、フルートやクラリネットの音色。
特にフレーズの終わりを大切にしていてくれて、丁寧な演奏でした。
観られてる、と思うと練習通りにいかないKちゃんですが、今日の演奏は、ミス以上に印象に残ることが多く、幸せ色のハナマルになりました。
写真は今の時期、どこでも見る風景ですが、Kちゃんの演奏を聴いたときの私の気持ちに似ています。